最近はメールの普及により手紙やはがきを出す機会も減ったのではないでしょうか。それに伴い、切手を使用することも少なくなっていきますよね。

この記事では高額買取される切手の種類やその買取相場についてご紹介します。お手持ちの切手に価値があるのかどうかぜひチェックしてみてください。

高額で買取がされる切手はどんな種類?

切手買取で高値で取引がされる切手は、いわゆる額面以上の価値で取引がされる「プレミア切手」です。現存している枚数が少なかったり、期間限定で発行された記念切手などが多く該当し、1枚数万円~数十万円で取引がされる切手もあります。

ヤバ!プレミア切手の買取価格は高額?買取相場を一覧で紹介!

また、発行の際の印刷ミスから通常の状態とは異なった形で発行される「エラー切手」もコレクターの間では人気で買取の際も高値が付きやすい切手になります。

必見!エラー切手は高額買取が見込める?買取相場や売り方を徹底解説

また、仕様済みの切手が高く買取される例も多く、切手コレクターの趣向の深さが知れますね。

本当に?使用済みの切手は買取可能?消印が高額買取のカギに!

特殊切手や記念切手の高価買取例

特に人気のある特殊切手・記念切手の例をご紹介します。

世界遺産シリーズ

世界遺産切手相場価格ほぼ額面通り
額面80円
発行年度1994~1995年,2001~2003年,2006年~

日本及び海外の世界遺産を題材とした特殊切手です。1994年より数年にわけて国内の世界遺産を題材にした切手が発行されました。

2013~2015年には海外の世界遺産に焦点を当てた切手が発行され、今後もバリエーションが増えていくと言われている記念切手です。発行からまだ日が浅い事や、現存する枚数が多いことからまだプレミア価値はついておらず、買取額はほぼ額面通りの切手です。

アニメ系切手

アニメ切手相場価格ほぼ額面通り
額面50円、80円
発行年度2003年~

人気の漫画やアニメキャラクターを題材にした特殊切手です。2003年から「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」として国民的アニメを題材とした切手シリーズが発行され、切手コレクターのみならずアニメのファンからも人気の高い切手シリーズになります。発行年度が新しいことから現存枚数も多く、高値で取引されることはあまりない切手です。

20世紀デザイン切手

20世紀デザイン切手相場価格額面通り
額面50,80円
発行年度1999年~2000年

明治から昭和にかけての象徴的な事柄を切手にあらわした特殊切手です。1999年から2000年にかけて17月連続で発行されました。買取相場はほぼ額面通りですが、第1回目に発行された夏目漱石の切手はエラーが多数報告されており、高値で取引されることが多いです。

切手趣味週間

ビードロを吹く相場価格10円~10,000円
額面10円
発行年度1947年~

郵便切手の文化的価値を広める目的で、1947年から毎年発行がされている切手シリーズです。「見返り美人」や「月と雁」などの有名切手もこの切手趣味週間シリーズにあたります。発行された当初の切手はプレミア価値がついており、バラで数千円で取引がされています。

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戦後50周年メモリアル

戦後50周年メモリアル相場価格切手の買取相場価格
額面80円
発行年度1997年

第二次世界大戦終結後の50年間において代表的な出来事や人物が題材になっている切手シリーズです。石原裕次郎や美空ひばりといった有名人が印刷されています。買取における価値はほぼ額面通りとなっています。

オリンピック記念切手

オリンピック切手_相場価格ほぼ額面通り
額面50,80円
発行年度1964年、1972年、1998年、2018年

オリンピックの開催を記念して発行されるオリンピック記念切手です。2020年に東京オリンピックが決まり、再注目されている切手シリーズです。1964年東京オリンピックから、日本でのオリンピックを記念して発行されました。

長野オリンピックや札幌オリンピックなどの冬季オリンピックの際も記念として発行されました。買取は額面ベースで行われ、ほかの切手と同様に額面を超える金額で買取がされることはあまりないです。

知識オリンピック切手は買取可能?切手買取における位置づけをご紹介

国立・国定公園シリーズ

国立・国定公園シリーズ相場価格額面通り
額面10円
発行年度1951~1973年

1951年から続いた切手シリーズです。20年以上続いた切手シリーズは珍しく、特殊切手の枠組みの中では最多発行回数のシリーズです。しかし買取額はそこまで高くなく、こちらも額面ベースでの買取が基本です。

プレミア切手について

プレミア切手とは【額面以上の価格が付く価値の高い切手】のことです。

なので額面が「銭」だった時代の切手はプレミア切手、ということになってしまいますのでプレミア切手の種類は膨大なものになります。

そこで今回は特に有名なプレミア切手のみ取り上げていきます。

赤猿

赤猿は【1980年に中国初の年賀切手として発行された、中国切手の中でも代表的なプレミア切手】です。

正式名称は「子ザル」ですが、赤い背景が印象的で一部で「赤猿」と呼ばれています。

中国十二支切手の一つですが、シリーズ内で赤猿のみがプレミアの価値を持っている特殊な例となります。

そのプレミア価値の理由はというと、そのデザインの美しさで絶大な人気を誇ったからです。

子ザルの毛並み一本一本まで丁寧に描かれ、金粉をまぶされた絵柄は中国国内で話題を呼び、郵便配達途中に切手だけ剥がされ盗まれるという噂が出回ったほど。

発行部数が大幅に制限されたことで、希少性が高いためにプレミア切手となりました。

猿の顔が黒ずんでおらず、金色をしているものは極美品と呼ばれ、さらに高額で取引されるそうです。

切手買取事例を掲載している買取店での事例を調べてみたところ、極美品バラは最大で10万円というものや、シート状(80枚)はなんと1000万円という驚きの情報も散見されます。

もし赤猿切手をお持ちならば、一度査定に出してみる価値はあるといえますね。

知識赤猿切手の買取相場はどれくらい?高く売るためのコツをご紹介!

見返り美人

見返り美人
1948年に切手趣味週間の第二弾として発行された切手です。

菱川師宣作「見返り美人図」が題材となっています。

その絵の美しさと大型サイズ(縦67mm、横30mm)で話題を呼びました。

赤猿と同様、配達途中に盗まれてしまうことがあったようです。

150万枚の発行部数という希少性でプレミア価格のつく品になります。

一枚3,000円~5,000円ほど、セットで15,000円ほどになります。

このプレミア価格のつく見返り美人は単色刷りで、カラーは1991年発行の復刻版となります。

復刻版には高額はつかないのでご注意ください。

知識【買取相場】見返り美人切手の現在の価値

その他代表的なプレミア切手一覧

そのほかにも以下の切手は代表的なプレミア切手となります。
買取価格に関しては当サイトで紹介している買取業者を参考に抽出しました。実際の買取額と乖離があることはご了承ください。

全国の山河は赤一色40,000,000円
毛主席の最新指示300,000~400,000円
毛主席の立派な兵士・劉英俊20,000円
毛主席の長寿をたたえる100,000円
毛主席は赤い太陽10,000円
毛主席の長寿を祝う語録200,000円
莽馬40,000~50,000円
オオパンダ3,000円
少年たちよ子供の時から科学を愛そう100,000円
雲南のツバキ10,000円
天安門図第3版10,000円
天安門図案5版数万円
牡丹シリーズ100,000円
菊シリーズ30,000円
梅蘭芳舞台芸術数十万円
月に雁バラ 1,500円
シート 10,000円
市川蝦蔵バラ 100~200円
シート 2,000~3,000円
ビードロを吹く娘2,000~3,000円
富士山バラ 1,000前後
シート 数万円
竜文切手バラ 10,000~40,000円
竜銭切手バラ 10,000~100,000円
桜切手バラ 1,000~100,000円

注釈のないものはすべて【シリーズすべてそろっていて美品】の価格です。
プレミア切手は、状態や市場での需要によって相場が大きく変動します。下記の金額と実際の買取価格は異なる場合があるのでご注意ください。

普通切手は売れるのか

まず、切手は普通切手と特殊切手、記念切手の3種類に分類することができます。

それぞれどんな切手のことを指すのでしょうか。

普通切手

普通切手とは【手紙やはがきなどに添付され使用される、郵便料金の納付を目的とした切手】のことです。

販売される郵便局、販売期間や発行部数に制限がなく、欲しい時に購入することができます。

しかし発行期間に制限がないことで、急に販売中止になったとしてもストックがなく、結果として残存枚数が少なくなってしまいます。

そのため入手が困難になった普通切手は、記念切手よりも高額で買い取られる可能性があります。

また、普通切手の中でも印刷ミスなどによるいわゆる「エラー切手」には希少性が発生し、高額買取が期待できます。

特殊切手

特殊切手とは【キャンペーンや文化財の紹介、国家的宣伝など国定のテーマをもって、地方自治体や企業などにより発行される切手】のことです。

発行枚数や発行期間には制限があります。シリーズ物になっているものが多く、バラではなくシート状になっていることが重要です。

記念切手

記念切手とは【国家的行事の記念として発行される切手】のことです。

特殊切手と同様、発行枚数や発行期間には制限があります。

切手ブームの頃の記念切手は額面5円、10円、15円、20円、30円の切手が多くありました。現在でも使用できますが、一つの封筒に何枚も切手が並ぶと見栄えが悪いので使いどころがなく、取っておいている方も多いのではないでしょうか。

「普通切手だから価値がない」「特殊切手・記念切手だから価値がある」ではなく、その切手の希少性や保存状態によって買取額は変わってくるものだということを覚えておいてください。

切手コレクションの現状


1960年代にブームになった切手収集ですが、そのころに比べて現在切手ブームは衰退していると言えるでしょう。

密かに収集を続けている方もいますが、日本郵趣協会に入会している会員数が年々5~6%ずつ減少していることがその事実を裏付けています。

理由としては、発行種類と発行部数が多くなったことが挙げられます。

「できるだけ多くの種類の切手を集め、コンプリートしたい」と思うのがコレクター心理ですが、その種類が多すぎて逆に収集意欲を落としてしまっているようです。

また、発行部数が多くなったことで、プレミア価値のつくような、魅力的な切手が少なくなっています。

今後は切手収集ブーム世代の遺品整理として当時のコレクションが市場に出回ることで、切手価値の下落も想定されます。

高額買取されやすい切手の特徴

切手買取において重要なのは【切手の保存状態】です。
以下のポイントに注意して切手をチェックしてみてください。

  • 保存状態がよく、美品である

カビ、シミ、黄ばみ、折れがないのはもちろんのこと、裏糊の機能(水分によって粘着性が出る性質)が保たれていることも重要な査定ポイントです。
高温多湿な場所や直射日光の当たる場所を避けて保管しましょう。また皮脂による劣化を防ぐためにピンセットを使うなどの気遣いも必要です。

  • シート状になっている

切手が切り離されたバラの状態ではなく、一枚のシートになっているほうが価値があるとされます。シート状の切手を手に入れたら切り離さないようにしましょう。

切手の価値は保存状態に大きく左右されます。ですからどんなに稀少価値の高い切手だったとしても、汚れや破れがひどく使用できる状態でなければ価値がないと判断されてしまうこともあります。

少しの工夫で劣化は防げるので、価値を落とさない保存方法を心がけてください。

使用済みでも高額買取?

使用済み切手とは消印が押されているかどうかが基準となります。

一度郵便物に張ってしまったとしても、消印がなければ使用済みとはみなされません。(裏糊の機能がなくなってしまっている分価値は落ちてしまいますが…)

使用済み切手は切手の使用を目的としている金券ショップなどでは売れません。

しかし、買取専門業者やインターネットネットオークションでは売れる可能性もあるので捨てずにとっておきましょう。価値のある古い切手の場合、そもそもの流通量が少ないため、たとえ使用済みであったとしても買い取ってもらえる可能性があります。

また、消印自体に価値を見出すコレクターもいるようです。消印によって、切手の使用日時や、使用された郵便局がわかるようになっています。
この【切手の使われ方】に注目するコレクターにとっては消印は価値あるものとなるのです。

  • 特殊通信日付印(特印)

直径約36㎜の大型記念印です。国家的記念行事の際にのみ使用されます。

  • 小型記念日付印(小型印)

直径33㎜の小型記念印です。特印を使用するほど大きな行事ではないときに使用されます。

  • 風景入通信日付印(風景印)

その土地の名所を題材にした、旅行の記念用の日付印です。

  • 初日印

切手が発行されたその日に押された消印のことです。

  • 満月印

消印が切手の真ん中に押され、日付や消印の押された郵便局名がきちんと読むことができるものです。

  • エラー印

押し間違いの消印のことです。
例えば消印が逆さまに押されている、文字が間違っている、などです。

  • 図入り印

風景や動物の図柄入り消印です。特に古い図入り印は希少性が高く、買取の対象となります。

一円でも高く売るために

切手の買取価格はその保存状態に大きく影響されます。
また、以下のことにも気を付けてみてください。

  • 保存状態/糊落ち

→シミやカビ、折れがない方が高値がつきます。

  • 切手の総額面を調べる

→額面より大幅に下回った額で買い取られることを防ぎます。

  • 消印のある切手も捨てずにとっておく

→消印に価値があるかもしれません。

  • 仕分けする

→バラは台紙に張るなど、鑑定しやすい状態にしておきましょう。

  • 記念切手などの特殊なものは切手買取専門店に出す

→額面よりも高く買い取ってもらえる場合が多いです。

  • 封筒やはがきからはがしておく

→切手は封筒やはがきからはがしておいたほうが、コレクターの手間が省けるため、高く買取ってもらえます。(消印入りの場合ははがさないでおく)

切手のはがし方

切手のはがし方には冷蔵庫で乾燥させる、電子レンジやアイロンを使う、などいろいろな方法があります。今回は切手に負担の少ない、もっともおすすめな方法をご紹介します。

  1. 剥がしたい切手のまわりをはさみなどで切る。
  2. 小皿などに水を張ってまわりを切った切手を浸し、1時間から半日ほど放置。
  3. 切手がはがれたら水中で丁寧に糊を洗い流す。
  4. ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどで優しく水分を取る。
  5. 白い紙に挟んで、分厚い本や電話帳等で重しをして数時間置く。

まとめ

いかがでしたでしょうか?価値のないと思っていた切手も買取に出してみたら思いがけず高額で買い取ってもらえる・・・という事もあるかもしれません。

しかし、お手持ちの切手や消印に本当に価値があるのかどうか見極めるのはかなり難易度が高いですよね。

スピード買取.jpならベテランの査定員に査定料、キャンセル料も無料で査定してもらう事が出来ますので、切手の価値が下がる前に一度相談してみてはいかがでしょうか。